01
体制
深く濃く学ぶ、完全コース制
創立50有余年になる本学は、洋画、日本画、デザイン、陶芸、染織、クラフトデザインと、多彩な分野をカバーするコースを設置。また、入学時よりコース制を採用しているため、自分が最も興味のあるアート領域を選択して、新時代を切り拓くクリエイターを目指すことができます。
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- 洋画
- デッサンと油絵の基礎的な造形表現をしっかりおこない、構図や色調、マチエールなどの表現方法を習得します。また、テンペラ画やフレスコ画、混合技法などを実習します。
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- 日本画
- 静物や花鳥、動物、人物、風景などの写生を中心に、古典技法の模写や絹本、写生旅行、学外作品展、展覧会鑑賞など多彩なカリキュラムを設定しています。
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- デザイン
- グラフィックデザイン、メディアデザイン、イラストレーションの3つのデザイン領域でアナログ・デジタルの両面から表現できる人材を育成しています。
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- 陶芸
- 授業では1人1台のロクロを使い、古代から現代までのやきものの技術を学びます。土、釉、炎を多彩に展開し感性をカタチに表現、「心の豊かさ」と「生きる力」を養います。
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- 染織
- デッサン力を重視した基礎、種から育てた藍の生葉染め体験、個性的な作品づくりまで、アートとしてのテキスタイルの知識や技術を幅広く学びます。
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- クラフトデザイン
- メタル、テキスタイル、ウッド、ガラス、ジュエリー、レザーの6つの素材から2つを選考して卒業まで学びます。ゼロからスタートでも創造の未来は無限です。
02
教員
実績・経験豊富な教授陣が一人ひとりの可能性をひろげます。
各コースにはそれぞれに、豊富な創作実績を持ち、しかも教育経験が豊かな教授陣によって構成されています。専門分野の知識や技術を学び、将来プロフェッショナルとしてのキャリアを開拓します。また、教員と学生の距離が近いのも本学の特長です。
03
学び
制作実習中心のカリキュラム
2年間で四年制大学以上の実技時間で学ぶことで学生の感性や創造性を最大限にひき出します。このため毎年、多数の公募展等での受賞・入選実績があります。また、関西の短期大学で唯一、美術の中学校教諭二種免許状を取得するための教職課程を設けています。
少人数制だから可能な体制
少人数制指導で実技中心の授業だからできる、個々の進度に合わせた個別指導が可能で、それぞれの学生の意欲・能力を確認し、個性を伸ばしながら表現力を向上させるきめ細やかな指導を行います。例えば、最も生徒数が多いデザインコースでも約60名、1年時に2クラスに分け、2年時には3つの専門クラスで学ぶため20名程で学べます。
- ■は制作演習・実習
- ■は専攻理論、一般教養、教職課程の事業が入ります。カリキュラムはコースにより若干異なります。
04
環境
芸術を学ぶのに最適な環境と充実の施設・設備と女子寮
神宮の森に囲まれ、畝傍山・耳成山・香久山の大和三山を望む緑豊かなキャンパス周辺は、仏像彫刻や建築、壁画、工芸品など日本美術の宝庫です。学内には日本有数の大石膏室をはじめギャラリーホール、映像スタジオ、コンピュータ室など充実した設備を整えています。また、大阪都心から電車で約45分とアクセスも快適で、大学周辺には多くの学生向け住宅や、個室で経済的な女子寮があり、安心安全で便利な立地環境です。
05
進学
幅広い進路
美術科を卒業後は、就職、専攻科への進学、四年制大学への編入などがあります。美術科で学んだ学生の約1/3が進学を希望しており、専攻科進学や四年制大学(国・公・私)編入と自分の将来を幅広く選択することが可能です。
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- 専攻科
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美術科2年間の学びを土台に、さらに専門性を深め社会で活躍できるスペシャリストを育成するため2年制の専攻科を設置しています。
本学の専攻科で必要単位を取得することで四年制大学卒と同等の「学士(芸術学)の学位」が取得可能です。これにより大学院へ進学するものもいます。また研究生としてさらに研鑽を積むことも可能です。 - 編入
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編入試験は専門分野の力が試されますので、本学の実技中心のカリキュラムは有利で、最近では指定校制度もあり、入学しやすくなっています。
国公立大学への編入実績もあり、個々の学生のニーズにバックアップしています。
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- 【編入実績大学】
- 佐賀大学、長岡造形大学、秋田公立美術大学、筑波大学(大学院)、旧 京都造形芸術大学、京都精華大学、大阪芸術大学、成安造形大学、武蔵野美術大学、多摩美術大学、京都工芸繊維大学 他
06
就職支援・進路・資格
デザイナー・クリエイター・教員など、専門性を生かした就職を実現
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- 就職支援
- 本学の就職支援は、1回生から就職に対する意識づけを行うため、情報収集の仕方や自己PR用資料の準備を始めるなど基本的なことを指導します。2回生ではより実践的に、幅広い視野を育てる個別相談、毎年内定者がでる学内企業説明会、外部講師を招いてのガイダンス講座、マンツーマンの面接対策などを行い、専門のスタッフが一人ひとりの学生に応じてきめ細かく指導します。
- 進路
- 6つのコースをベースに、2年間で身につけた専門的な技術や知識を生かした進路があります。アート系では工房スタッフ、美術品業界の企画・販売員、まんが家など。デザイン系ではテレビや映画業界の技術者、出版・広告業界のデザイナーやイラストレーター、ゲーム業界のアニメーターなど。工芸系では家具やインテリアのデザイナー、バッグ・レザー・装飾品・着物などの企画販売員など、専門職として活躍のフィールドは広がっていきます。
- 資格
- 中学校美術教諭の資格を取得し、美術教員になる卒業生も多くいます。
07
学費
4年間学べる短大、その学費は他の四年制大学の約6割
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- 学費
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本学は美術科の2年間と専攻科の2年間で、4年間学べる短期大学です。
美術科2年間の学費は約234万円、専攻科2年間の学費は約156万円と、4年間の学費は他の私立美術系四年制大学の約6割です。そのため、入学時から専攻科を希望する学生も多くいます。また、他の四年制大学への編入もあり、その場合、本学の学費が低額のため、四年制大学に1年次から入学するのと比較すると、4年間の学費はかなり軽減される場合が多いです。 - 奨学金等
- 本学では勉強を志すものの経済的負担軽減を図るため、国の授業料等減免制度・日本学生支援機構奨学金などの他、学内独自の奨学金制度として、ファミリー奨学金・一般奨学金・自然災害等被災者奨学金を設けています。要件を満たすものの中から、申請に基づき審査・選考して奨学金を給付し、これを学納品(授業料)の一部に充当します。
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総合型選抜
(エントリー)
奈良芸はキミのヤル気・コン気・ホン気を重視しています。
近年、全国的な流れとして芸術系への進学を望むも「美術の授業がない」「美術の常勤の先生がいない」などの理由からデッサンなどを学ぶことが難しい環境になってきているようです。奈良芸では総合型選抜(エントリー)を実施することで、現在の高校の学力の上にヤル気・コン気・ホン気を重視して、夏に出願可否を示し、出願・選考を実施しています。合格後、「奈良芸進学準備プログラム」を実施し、入学までの約4ヶ月間を使い、各コース毎に課題を出し、通信教育のようなカタチで、入学までの実技面の不安を軽減することを目的として総合型選抜(エントリー)を実施しています。